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クリスマス用LEDライトのはなし

LEDライトは省電力、耐久性の観点から、蛍光灯に変わる照明になると言われています。
さて、その実力と問題点は?



最近は、ご家庭でもツリーライトだけでなく、庭や壁にイルミネーションをされる方が増えてきました。それに伴い、省電力化が問題視されるようになってきました。40年以上前からクリスマスライトの主流はずっと白熱球タイプでしたが、ようやくここ数年でLEDライト(発光ダイオード)タイプのものが急速に普及しはじめるようになりました。なんと言ってもLEDライトの最大の魅力は、省電力と耐久性です。そして、将来、蛍光灯に代わる照明とも言われています。
ここでは、クリスマス用LEDライトにスポットを当て、その実力と問題点を検証してみました。

 

●LEDライトのミニ知識

LEDライトは、1960年代に実用化され、最初は赤色しかありませんでした。昔、ラジオやテレビの電源ランプ(パイロットランプ)が赤だったことを思い出される方も多いと思います。後に緑色などが開発され、近年青色LEDが開発されました。なぜ、この青色がなぜ画期的だったかというと、青色が開発されたことによって、赤・緑・青の光の3原色がそろい、どんな色でも表現できるようになったからです。「青色LED特許紛争」が起こったように、いかに青色が重要だったかを物語っています。
そして最も汎用性の高く、念願だった照明器具にも使える白色も表現できるようになりました。赤色・緑色・青色LEDは半導体そのものが赤や緑や青の光を発しますが、白色LEDは単色ではなく、3色を合成することによって発光するわけです。したがって、単色で光る赤・緑・青に比べ白色は2色以上使用するため、コスト高になってしまいます。また、光の調合具合で色のばらつきが発生し、安定した色が出にくいという問題もあります。他のLEDライトに比べ、白色LEDが高額なのはこのためです。(一般的にLEDライトの価格は白>青>緑>赤の順です。)


白色LEDライトには、大きく分けて下記のような製造方法があります。

1.青色LEDに黄色の蛍光塗料を吹き付けて白色に見せる。
 (※なぜ黄色を使用するかというと、赤と緑を混合すると黄色になるからです。)
2.紫LED(近紫外線)を赤・緑・青色の蛍光体に照射させて白色に見せる。
3.光の三原色である赤・緑・青の3色の半導体を一緒に光らせて白色に見せる。
  (※マルチチップ方式・フルカラーLED)

クリスマスライトに使用されるLEDライトは、ほとんどが最も安価な 1 の製造方法です。これは、高価な液晶テレビなどのようにコストをかけられないからです。
加色混合

 

 


 

●クリスマス用LEDライトと従来の白熱球の比較・特徴

ここでは、クリスマス用100球LEDライトと100球ペッパー球(白熱球)の比較をしてみました。

クリスマスライト
100球LEDライト
100球ペッパー球(白熱球)
消費電力
約5〜10W
約60〜80W
寿命
約10,000〜20,000時間
約1,000〜2,000時間
価格
高額
安価
発熱
ほとんど発熱しない
発熱する
球の交換
基本的に交換できない
交換できる(一部できないものもある)
防水
構造上、防水しやすい
防水しにくい
光り方
・鋭く、クールな光
・光が直線的で、正面から見ると非常に明るい
・光が拡散しないため、ライトの周辺は暗い。
(光源を囲っている樹脂を工夫して光を拡散させるタイプもあります)
・正面から至近距離で直視すると目をいためる恐れがある

・柔らかく、温かみのある光
・光が黄色っぽくLEDに比べて暗く感じる
・光が拡散するため、球の周辺は明るい
※LEDライトの寿命は光るだけなら、100,000時間以上と言われていますが、一般的に光量が半減した地点で寿命とされています。それに対して、白熱球ライトは球切れを起こした地点が寿命となります。

 

直線的な光を放つLED
光源を囲っている樹脂を工夫して光を拡散させるタイプ
白熱球のクリスマスライト

 




●クリスマス用LEDライトにも問題点・・・ 省電力がアダに

飛躍的にLEDライトが普及し始め、私たちクリスマス業界にとって、悩みの種であった「球切れ」「不良」等の不具合が激減するであろうと喜んでいました。ところが急速に普及し始めた2004年度の場合、LEDライトの不具合の割合が従来の白熱球ライトとあまり変わらなかったのでした。あろうことか、LEDライトの最大の魅力の一つである「省電力」が不良を引き起こす要因の一つになってしまったのです。
LEDライトはわずかな電力で光を発するため、従来の白熱球のような太い電線(コード)を必要とせず、非常に細い電線でも熱を発するようなことはありません。LEDライトは1球のコストが非常に高く、各メーカー(主として中国製)はコストを抑えるため、周辺の電線(コード)を貧弱なものにして、コストを抑えようとした傾向があったのです。この結果、少し引っ張ったり、荒っぽい扱いをすると球自体は切れないものの、周辺の電線が切れるというケースが多かったようです。おそらく今後は過去の反省を踏まえて、かなり改善されてくるとは思います。ライトを購入される時は電線の太いものを選ぶべきですが、実際、外見上はほとんど変わりがないのが現状です。しいて言えば、安すぎるのは要注意です。
細い電線は切れやすい

 




●LEDライトはクリスマスライトに適しているのか?

LEDは一般に白熱球より輝度(明るさ)が強いと言われていますが、この明るさがクリスマス独特の温かみとか、柔らかさというものを阻害しているようにも思えます。業務用として、視認性を強調するにはうってつけの光り方なのですが、果たしてご家庭でこのライトを使ったツリーを見ていて落ち着いた気分になれるのか、またはロマンチックなムードになれるのか・・・と少し疑問に思います。
従来のクリスマスライトは基本的に白熱球で、クリスマスを家族や恋人と過ごすには適した温かみがあります。このライトが将来的に無くなってしまうのではないかと思うと少し寂しい気がします。
省電力・耐久性ともに抜群の性能を誇るLEDライトにこの温かさ・やさしさのような光り方が表現できるようになれば、素晴らしいライトになると思うのですが・・・ 。

※最近は電球色のLEDライトも販売されていますが、まだまだ従来の白熱球のような光り方にはなっていません。


このコンテンツは弊社が2006年9月より掲載し、順次更新しております。

 
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